Koki Okino

わわわ

確率思考の戦略論 4章〜終章

 

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前回のまとめ(序章〜3章)

 

プレファレンス(M)=総購入/購入者人数


売り上げを構成する7つの基本要素
1. 認知率
2.配荷率
3. 過去購入率
4. エボークトセットに入る確率
5.1年間に購入する確率
6.年間購入回数
7.平均購入金額

 

 

1. 市場構造の本質は消費者のプレファレンスである
2. プレファレンスとは「消費者の持つブランドへの相対的な好意度」である
3. 自社ブランドへの一人当たりの投票数を伸ばすことがプレファレンスに繋がる
4. 売上を構成する7つの基本要素を抑える

 

 

 

第4章 数字に熱を込めろ!

 

サイコパス性とは「感情が意思決定の邪魔にならない性質」のこと。経営者向いてる。

→一般的な凶悪犯は暴力性のあるサイコパス

 

 

 

第5章 市場調査の本質と役割-プレファレンスを知る

 

・市場調査の本質は、プレファレンスとその仕組みを解明して、成功確率の高い戦略を選択できるようにすること

→プレファレンスが競争の焦点

 

調査は2種類

質的調査…調査は仮説を生み出す

(消費者の観察、インタビューなど)

 

量的調査…仮説を検証する

(使用実態調査、パフォーマンステスト、コンセプトテスト、CMテスト、パッケージテスト、商品名テスト、商品評価テストなど)

 

 

まとめ:

市場調査の本質と役割は3点に要約される


1) 消費者の本質的なニーズ(生きていく上での欲求)は変わらない。
変わるのは、そのニーズを満たすカテゴリー便益の製造方法と個々の消費者への便益の配達方法であり、そのカテゴリーを構成している我々のブランドである。我々の取り扱う、カテゴリー·ブランドに対する消費者のプレファレンスが我々の運命を握っている。そのプレファレンスは消費者を取り巻く環境によって変わっていく。プレファレンスの強さを決める消費者の判断は、状況に左右され感情的。


2) 1)の認識の下、中長期の未来に対しては、自身が取扱っているカテゴリーとそのカテゴリーを含む上位商品群の本質 (消費者の求める便益)を質的調査を基に見極める。次に、それを基礎に整合性を使いカテゴリー·上位商品群の法則性を見出す。「カテゴ
みいだリーとそのカテゴリーを含む上位商品群の本質」 と見つけた法則性の2点から現行の戦略(プレファレンスの強化、認知の方法の改善、便益の配達方法も含む) を見直し、 具体的な複数のシナリオを作成する。新しい重要な情報 「学び」が出るたびに改定する。


3)現状·近未来においては、 コンセプト·テスト、コンセプト·ユース·テストにより消費者の現状のプレファレンスを競合に対して相対的に知ることができる。この現状のプレファレンスを基に需要を予測し、効率のよい投資判断ができる。現状のプレファレンスの改善は、 このテストの購入意向を重回帰分析することにより分かる。(p.155より)

 

 

参考文献

日下公人『すぐに未来予測ができるようになる62のフレームワーク

 

第6章 需要予測の理論と実践-プレファレンスの採算性

第7章 消費者データの危険性

第8章 マーケティングを機能させる組織

 

終章 2015年10月にUSJTDLを超えた数学的論拠

 

・成功は成功を呼ぶ(ガンマ分布により)から笑顔でいろ!!

 

・人生は確率

できることは確率を上げることだけ。結果に対して悔いはない。

 

・目的を明確化しろ!!

 

・物事や問題の本質を見極めろ!